不在時も荷物を受け取ることができる宅配ボックス。
利用されている方も多いと思いますが、集合住宅の場合、必ず使えるわけではありません。
というか、今まで何不自由なく使えていたことは「たまたまだったのかもしれない」
そう考えさせられました。
ネットショップを運営する者として、これは是非知っておいていただきたい。
そんな情報を今回はお届けします。
今回ご紹介するのは、私の実体験です。
最近、マンションに付帯している宅配ボックスを利用できない事例がありました。
これまで問題なく利用できていたのに、何故利用できなかったのか?
配送業者とのやり取りを通じて、宅配ボックス利用のHow toを知ることができました。
プロローグ ~待てど暮らせど荷物が来ない~
私の住居はマンション(総戸数42戸)で、1階のエントランスに宅配ボックス(全8室)があります。
保冷専用・またゴルフバッグが入るサイズの区画もあり、宅配便だけでなくクリーニングの受け渡しなど、住人に広く利用されています。
先日、某通販サイトで買い物をし、配送を待っていました。
家内も仕事を持っているため日中は不在になりがちですが、宅配ボックスがありますので安心していました。
しかし、待てど暮らせど「宅配ボックス利用票」が入らない。不在時に投函されるはずの「不在票」もありません。
あまりにも遅い。ここで初めてサイトから届いた伝票番号お知らせメールを確認し、追跡サイトで確認してみると「ご不在のため持ち帰りました」との表示。
「宅配ボックスがあるのに!」「しかも不在票も入れないで!」と配送業者に連絡したところ、知らなかった事実を突きつけられました。
事実① すぐに満室。宅配ボックスは大人気!
「宅配ボックスがあるのに何で投函しないのか?」と尋ねたところ、
まず最初に聞いたのは「年末年始などの繁忙期、宅配ボックスは争奪戦になる」とのお話。
お歳暮や年末の買い物などで物流量が増加する年末年始、限られた数の宅配ボックスはすぐに埋まってしまうそうです。
確かにこれまでも、「宅配ボックス満杯のため持ち帰りました」という不在票を入れられたことがありました。
不在であれば再配達しなくてはならなくなるため、出来れば宅配ボックスを利用したいのは配送業者も同じ。
「ボックスに入れなかったのは、恐らくいっぱいだったのかと思います」とのこと。
日頃、宅配ボックスの混雑状況なんて気にすることはありませんでしたが、「自分宛ての荷物が宅配ボックスに入っていない」のは、それなりの理由がありました。
なるほどー。
事実② 表札の無い部屋は宅配ボックスがつかえないことも。
今回の件で「宅配ボックスの配送に関するトラブル」を調べたところ、やはり同じような「ボックスあるのに持ち帰り」の事例はたくさんあるようです。
その中で「これはありがち!」と思ったのが
「集合住宅で郵便受けに氏名がない部屋宛の荷物はボックスに入れない」
というものです。
ちなみに、最近はセキュリティーの観点から、集合住宅のポストに表札(名前)を出さない家庭が多くあります。
SUUMOが全国300人を対象にしたアンケートの結果は、なんと約半数の方が「表札を出していない」というものでした。
この場合、届けられるべき荷物が確かにその部屋の住人宛のものなのか、「確認が取れるまでは宅配ボックスに入れない」という考えだそうです。
ではポストに表札(名前)がない住戸宛の荷物は宅配ボックスを利用できないのか?
実際には、配送会社が配送実績によって「この建物のこの部屋には確かに『◯◯さん』という方が住んでいる」という情報を持っている場合、宅配ボックスを活用しているそうです。
この情報は、言うまでもなく「配送会社内でのみ」共有されます。
例えば、住民の情報を持っているのが「ヤマト運輸」さんだけの場合、「宅急便」は宅配ボックスを活用できても、日本郵便さんの「ゆうパック」は活用できないという事象も発生するということです。
「『A配送会社』は宅配ボックスに入れてくれるのに『B宅配会社』は入れてくれない」
という話を聞いたことがありますが、このような理由があるようです。
ちなみに、我が家も集合ポストに名前を出していません。
が、これまでヤマトさん・日本郵便さん・佐川さん・アスクルさんなど、いろいろな業者さんが宅配ボックスに荷物を入れてくれています。
このことから、今回宅配ボックスに荷物が入らなかったのは、やはり「満室だった」ということなのでしょう。
「宅配ボックスが満室で使えなかった可能性があるのは分かりました。
でも不在票が入っていないのは困りますよね」と伝えたところ、
「不在票が入っていなかったのであれば、それはミスです。申し訳ありませんでした」とのお答えをいただきました。
事実③ 「遅いな」と思ったら伝票No.案内メールを確認すべし
今や、ネットショップの「注文当日もしくは翌営業日に出荷」は当たり前。
隼ネットショップは土日は配送作業をお休みしていますが、金曜日の午後のお申し込みは月曜発送、ほとんどの地域では火曜日か水曜日にはお手元に届きます。
今回の私の敗因は、「宅配ボックスがあるからそこに投函されるだろう」と高を括っていたところにあります。
「遅いな」とイラつくまでは、伝票No.案内メールを確認していませんでした。
配送所への持ち帰りに気付かなければ、あと少しで発送者の元に返送されるところでした。
こうした紆余曲折を経て、注文した商品はようやく手元に届きました。
エピローグ ~痛恨のミス!郵便物の裏に(貼りついた)不在票発見!~
我が家では届いたDMは、ある程度まとまった段階でシュレッダーで処理します。
「そろそろDMを処理するか…。」
DMハガキを数枚ずつシュレッダーにかけているとき、嫌なものを見つけました。
粘着部がDM(の裏面)に貼りついた不在票…。
そう、不在票は確かに投函されていたのです。
私の確認が不完全で、勝手にイラついていたのです。
配送員さん。ごめんなさい。あなたの仕事に、ミスはなかった…。
当たり前のように使っている宅配ボックス。
今回の顛末がきっかけになって、宅配ボックスを利用するときのポイントを知ることができました。
激高したりせずに冷静に話をしたのがせめてもの救いですが、問い合わせで時間と労力をかけたのは事実。まずは伝票No.案内メールを確認するべきでした。
改めて、配送会社さんには申し訳ないことをしました。
そして、正直言って勉強になりました。
ありがとうございました。
【今回の教訓】
① 宅配ボックスがあるからと言って、必ず活用されるとは限りません。
⇒ 特に集合ポストに名前を出していない方は気を付けましょう)
② 「遅いな」と思ったら、まずは伝票No.案内メールで荷物の所在を確認しましょう。
③ 宅配ボックスに届けられた荷物は早めに回収しましょう。
また隼ネットショップも、発送日に伝票No.案内メールをお送りしています。
是非ご活用ください。
応援ありがとうございます!楽しみながら続けていきたいと思っています。引き続きよろしくお願いします。
将ちゃんへ
頑張てますね。楽しみに拝見してます。楽しんでレースしてくださいね。