先日、お客さまから「アスリチューンの赤(エナゲイン)と青(スピードキュア)を使っていますが、何でこういう味にしたんですか?」とお問い合わせをいただきました。
持久力向上処方のエナゲインはピーチ味、疲労回復処方のスピードキュアはマンゴー味。
どちらもスポーツサプリメントでは、なかなか目(口?)にしない味付けです。
製品化するにあたって、より使いやすくするためのフレーバーの決定は非常に難しい問題です。
特に機能性成分自体の味に癖があるものが多く、その種類や配合量が多くなればストレスの無い使用感を与えるのに苦労します。
パッケージの裏には原材料名として使用原料が記載されていますが、その下段に<内容成分表示>が記載されています。
例えばエナゲインを見ていただくと、「チキンエキス」という記載が目につきます。
この原料はアンセリンカルノシン(イミダペプチド)という持久力向上や疲労回復のデータのある成分を含みます。
鶏肉から抽出する成分ですので、イメージで言うと「鶏がらスープ」によく似た味をしています。
製品にこの成分を1000mgも使用するということは、「ベースにこの味が出てしまう」ということ。
また同じく「生姜エキス」も使用しています。
生姜の風味は皆さんよくご存じだと思いますが、これまた強い癖のある味。
美味しいだけの製品を創るのであれば簡単です。
これらの癖のある成分は使用しないかごく少量に留めれば良い。
ですが、それでは機能の面でユーザーの期待に応えることはできません。
これらの成分の組み合わせだからこそ発揮されるのがアスリチューンの機能なのです。
まず、しっかり体感できるような機能性成分の種類と配合量を確保し、その上で可能な限りストレスの無い味付けをする。
十数種類のフレーバーをテストし、その結果、最も自然な味の組み合わせとして選んだのがピーチ味でした。
(ちなみに、開発当初は柑橘系のフレーバーも試しましたが、とても残念な使用感になってしまいました)
今回はエナゲインを例に挙げて記載してきましたが、スピードキュアも同じこと。
こちらにもチキンエキスを使用していますが、酸味のあるクエン酸、これも癖のある黒酢粉末やオルニチン(シジミに含まれる成分)など、個性的な風味を持った成分を組み合わせています。
こういった、癖のある原料の味を組み合わせて機能性を高めると同時に、使用する際に出来るだけストレスが無いように設計したのがエナゲインとスピードキュアです。
味覚は人それぞれですので、これらの味を受け入れられる方もいればダメと言う方もいる。
それは理解した上で、機能性と使用感を可能な限り高める工夫の末、この味になりました。
もちろんポケットエナジーも、同じように味付けは苦労しています。
「では何故、グレープとオレンジという2種類の味付けができたのか?」
アスリチューンの開発コンセプトや使い方など、オフィシャルサイト内に情報ページがありますのでご参照ください。