一年中、ほぼ毎週末いろいろなイベントに出店させていただいていると、それぞれのイベントに主催者・また運営に関わる方の「イベント主催・運営の意図」が反映される明確な特色があるのがよくわかります。
アスリチューンが出店を続けているイベントはたくさんあるので、今回は「大磯クリテリウム」を例に挙げます。
2013年の11月にスタートした大磯クリテリウムは、毎年10月末ごろから翌年3月にかけて毎月開催されています。大磯ロングビーチの駐車場に1周約1kmのコースを設えて開催され、自転車ロードレースではオフシーズンにあたる冬場のレースですが、年々参加者が増えているように感じます。
新東名が整備されてからは東海エリアから、また圏央道を利用して北関東からのアクセスも良くなり、家族連れで参戦しに来られてレース後に観光して帰られる方も多いようです。
運営は株式会社ウォークライド。代表の山根氏の本場フランスでのレース経験から、冬場のトレーニングレースの機会として生まれたレースです。実際、このレースにはJPTチームや実業団登録の選手もエントリーしてくるなど、幅広い参加者が満足できるようにカテゴリーも細分化されています。
アスリチューンは、大磯クリテリウムが始まったシーズンの1月から、可能な限り出店を続けています(イベントが被ってお伺いできないときも稀にあります)。
初めて出店した時の写真がこちら。
早いものでもう6年前。当時の写真を見ると、今のブースとはバナーもディスプレイもずいぶん違い、しかもこの頃のアイテムは2品、赤・エナゲインと青・スピードキュアだけでした。懐かしいです。
この大磯クリテリウムは未就学児からプロ選手まで様々なレベル・年齢・キャリアの参加者が集う大会。レースに不慣れな方も安心して参加できるように、受付後の検車の義務付けはもちろん、朝の集団走行セミナーやライダーズミーティングを実施、さらにゴール後のガッツポーズの禁止など、安全に配慮して運営されています。
会場の雰囲気もすこぶるよく、サイクリングがてらレースを観戦に来られるサイクリストだけでなく、海沿いでトレーニングしているランナーも会場に訪れています。
そして何といっても非常に分かりやすい特長の一つが「公式動画の配信」。レース中の車載カメラでの撮影は禁止されていますが、オフィシャルの動画撮影が行われ、レース後に Youtube にアップされるのでレースを客観的に振り返る際に大変ありがたいです。
ちなみに前回の大磯クリテリウム、将醐局員が走った小学生チャンピオンクラスの動画がこちら。
将醐局員が出走する多くのレースでは車載のカメラも使いますが、当然のことながら自車は映っていないので全体の動きを見ることができません。この公式動画だと、誰が・どんな局面で・どう動いたのか?が良く分かるので、車載カメラよりも参考になります。
この辺りも、「トレーニング=技術・スキルの向上」という目的に則って、客観的な記録を残して振り返ることが重要という考えが反映されているのかもしれません。
今シーズンは2月23日・3月22日(どちらも日曜日)の残り2戦が開催予定。
今でも盛り上がっていますが、さらに多くの参加者が集まりレースのレベルも上がって、さらにブース出店数も来店者も増えて、「世代やレベルを問わず、朝から夕方まで楽しめる自転車イベント」になればと思っています。
大磯クリテリウムを未体験の方、シンプルなコースレイアウトではありますが、大磯名物の強風と緻密な駆け引きの実戦練習、を本格的なシーズンの準備に活かしてみてはいかがでしょうか。
その際は是非アスリチューンブースにも足をお運びください。