AACAを終えて、翌日のCSCクリテに向けて移動。
一旦帰って出直すのももったいないので、この日は沼津に前泊です。
「いなべからCSCって、TOJみたいじゃんね」と、今回の遠征を楽しみにしていた将醐局員。
しかもKINANの選手から帰り際に「明日のCSC、頑張ってね」とエールを送られたもんだから、テンションも上がりまくりです。
そんなこんなで迎えたレース当日。
将醐局員が出走する小学生カテゴリーは昼からですが「上位クラスのレースを見たいから」と9時には会場入り。
天気は曇り、冷たい風が強めに吹いています。
念のため持ってきていた長袖が役に立ちました。身体を冷やさないようにしっかり着込んで観戦です。
いつも一緒に走るお友だちも会場入りし、みんなで準備運動です。
レースを通じて学校以外でもたくさんのお友だちが出来ました。会場にいること自体が嬉しくてたまらない様子。
準備運動後は、時間を見てアスリチューンタイムです。
さあ、いよいよキッズカテゴリーのレーススタート。まずは小学1・2年生クラスに出走するお友だちの応援です。
小さい身体で果敢にレースを引っ張るお友だちのKちゃんに、大きな声援を送ります。
最終周で抜かされてしまいましたが、向かい風の上り坂を一生懸命に攻めていた姿はカッコよかった。
さあ、いよいよ出番です。まずは自分のカテゴリー、小学3・4年生クラス。
今回の出走は6名。
このレースの後に5・6年生のオープン参加レースがあるので疲れ切らないように。
課題としては、以下の2点だけを指示しました。
①目標は1位でレースを終えること。
②1周のラップは60秒以内で刻むこと。
実は将醐局員のバイクにはサイコンは付けていません。感覚だけが頼り。
スタート直後から先頭に出て、淡々と周回を重ねます。
余裕をもって走ったからでしょう。各ラップとも53秒から57秒で刻めています。
ということで、このレースの課題は無事にクリア。
さて、将醐局員にとってメインのレースはオープン参加の5・6年生クラス。
このクラスで遜色なく走れるのが当たり前なほど身体が大きい将醐局員。ここで恥ずかしくないレースをするのが今回の課題です。
①目標はもちろん優勝
②常に先頭が狙える位置で走ること
③全体が様子見だったら先頭に出てレースを創ること。
④但し引き続けなくても良いから、交代して回すこと。
こちらは8人で出走。500mのオーバルコースを10周します。
いよいよ将醐局員のメインレース、始まります!
1周目。さすがにレース慣れしている選手が多いのか、各選手様子見の進行。将醐局員は「いつでも前に出られる位置」という指示を守って2番目に位置取り。ここまではOK。
と、ここで動きが!
なんと将醐局員、下りで前に出た。どうした!? タイミング早すぎ!
その後、途中で「その位置でいいのか!?」と檄を飛ばすも一向に前を譲る気配はない。
どうも1・2年生クラスで最終周まで前を引いたKちゃんのカッコよさに触発された様子。
息は荒くなったもののポジションは下げない。後ろの選手は余裕を持って周回を重ねている模様。
7周目を終えるときに「ここまで意地張ったら最後まで張り通せ!」と声をかける。
結局、この後レースが動いたのは最終周に入る時。
コントロールライン直前で後ろの選手がアタック。すかさず反応する将醐局員!
向かい風の上り坂、9周を引いてきた身体ながらこのアタックに反応できたのはナイス!
ただもう足が残っていないか!?
いや、何とか喰らい付いていく!追い風の下り区間で「離されまい」と必死の形相!
頑張れ!
何と差し切って先着!1位でゴールです!
全引きからのゴールスプリントで差し切り。出来すぎです。僅差すぎてガッツポーズできず…。
2位の選手の方が余裕がありましたし、今回のような負荷がかかりすぎる展開では勝てる可能性は少なくなるでしょう。
それでも、Kちゃんの姿を見て「カッコ悪いレースはしない」と臨んだレースで、意地を貫いたのは褒めてあげましょう。
ラップリザルトはこちらです。
様子見の1周目は1分2秒。その後、なかなか苦しみながら周回していた様が見て取れます。
一方、2位の選手がピッタリついてきているのを見ると、足を貯めながら勝負の最終周に入っているようですね。
最終的には0.3秒差で勝利、これは気持ちで勝ち取った優勝でしょう。
意地を張りぬいたところ、そして最後の最後まで諦めなかったところ。正直なところ、勝敗はもとよりレースの内容に価値があったと思います。
ということで表彰式。いつものお友だちと仲良く表彰台に乗ることができました。
さて、レースが終わった後はCSC本コースで練習です。
四日市ジュニアを見越して、この日は2周単位で課題をもって練習。結局、レースの後に5周(25km)走って終了です。
いなべとCSCを思う存分走った週末。特にCSCではレースも練習も良く頑張りました。
寝る前、珍しくスピードキュアを欲しがるので与えておきました。
この週末を終えて、また2週間はレースから離れることになります。
なかなか平日に実走することができないのでローラー練ばかりですが、「キツいところで諦めない」のはこの練習のおかげかなとも思います。
次回は7月のそでがうらサマーサイクルロードフェスタからの宮ケ瀬クリテの2連戦。
ここでもしっかり結果を残せるよう、出来る準備をしっかりしていこうと思います。