年が明けて、7日(CⅩ千葉)・14日(湘南CⅩ)・20日(東海CⅩ)と、毎週シクロクロスな将醐局員。
今回は茨城CXに参戦です。
5時半に現地に入るも、寒いし暗いしでしばらくは何もできない状態。
明るくなってきてようやくブースを設営し始めると、今回も甲斐甲斐しく手伝ってくれました。
最近は指示しなくても自分ができることを率先してしてくれるようになりました。
「アスリチューンの出店があるからレースに出られる」
ようやくそれが理解でき始めてきた感じです。
少しずつの成長でも嬉しいですね。レースで勝つことよりも、よほど大事にしたい感覚です。
今回のレースのMCはRGJの須藤(牛)さん。
ご自身も第一線のレーサーだけあって、最近の戦績も交えながらの選手の紹介。紹介される選手側は嬉しいですね。
そんな牛さんの進行で始まったレース。
将醐局員はC3に参戦するお友だちの応援で声を枯らします。
階段エリアで。「頑張れ!歩くな!走れ!」と大声で応援されると休めませんね。
嬉しいけど厳しい。自分だったら「お願いだから休ませてくれ…。」と思うに違いありません。
第3戦のステージとなったのは「城里町ふれあいの里」。普段はキャンプ場になっている城里町管理の施設です。
今度はキャンプで利用させていただこうと思いました。
これまでのシクロクロスではあまりドロドロなコンディションはありませんでしたが、
今回のコースは週初めの雪が、また凍った土が解けて徐々にひどいことに。
昼前の試走から帰ってきたバイクはこの有様。
今回のCKは最終レースということもあり、スタート時のコースコンディションはグチャグチャのズルズル。
とりあえず前後のディレイラーとブレーキ、駆動系周りの泥だけ落として本番に臨みます。
この日は朝のうちは良い天気でしたが、午後からは曇り空。挙句の果てには白いものがチラついてきました。
エナゲインを飲み、アイウェアのレンズはバードビューからクリアに変更してレースに臨みます。
とにかく気温が低くギリギリまで上着を羽織らせていましたが、スタート待ちでも寒がる状況。
みな同じコンディションですが、今シーズンで最も厳しいレース環境でした。
今回のコールアップは2番目。今回のエントリーは10人、コースは狭いところが多いので早めに前に出るが吉。
そしてスタート!短い直線の後はコース幅が極端に狭まる右コーナー。
辛くもトップでコーナーに進入。
踏む力はかなりついてきましたが、バイクコントロールはまだまだ。
スリッピーな今回のコース、履いているタイヤではトラクションも上手くかからずコーナーでもグリップしない。
大苦戦です。
転んだところで先頭を取られ、その後も何度もスリップダウンを繰りかえす。
攻めれば攻めるほど滑って転ぶという悪循環。本人もジレンマを感じてイライラしている模様。
何とか2位を維持するも、トップの子からは大きく離され3位の子からは突き上げられるきついレース。
「こんなハズじゃない!」と本人が一番感じていることでしょう。
何とかそのままの順位でゴール。
2位という順位はさておき、内容には全く満足出来るはずもなくただただ悔しさだけが募ります。
コースアウトした将醐局員を迎えに行くも、悔しくて号泣。顔を上げられません。
このところ、レースで負けても泣くことはありませんでしたが、今回は相当悔しかった様子。
レースを終えたお友だちが、顔見知りの保護者の方が、泣き崩れる将醐を慰めに来てくれます。
本当にありがたい、恵まれた人間関係。その優しさに一層涙が止まらない将醐局員。
ようやく涙が収まったころ、優勝した選手のもとに足を運んで「おめでとう」と言えました。
表彰式の前に、バイクをブースに運ぶ後ろ姿からも悔しさが滲んでいます。
「悔しくて泣ける選手は強くなれる」。
でも、そんな言葉は今の将醐局員にかけても意味がありません。いつか強くなった時に、その意味が分かれば良いと思います。
「入賞者の役割として、表彰台に乗ったらニッコリ笑うべき」とは分かっていてもぎこちない笑顔。
今回の敗因と課題は既に明確になっています。つまり、対策の方向性は見えているということ。
となれば、今すべきことは腹ごしらえです。寝落ちする前に友部のSAでとんかつ定食です。
次回は会心のガッツポーズを見せてほしいところです。
次回のレースは…競合ひしめく「シクロクロス東京」!
高いハードルですが、今回の反省を活かして結果を出すには最高のステージです。
恥ずかしくないアツいレースを見せてほしいと思います!